NPO法人アニマルライツセンター主催のアニマルウェルフェアアワード2024が発表されました。
アニマルウェルフェアアワードは畜産水産動物福祉の向上に取り組む認定NPO法人アニマルライツセンターが、前年度(2023年4~2024年3月末)のアニマルウェルフェア向上に最もインパクトのあった企業を評価するものです。今年度は、鶏賞(採卵鶏)に味の素株式会社と株式会社マザーズ、魚賞にマルハニチロ株式会社が選ばれました。
味の素株式会社は、畜産物のトレーサビリティを確認しその結果を公表しました。さらに2023年、鶏卵の調達に関する考え方を公表し、同年中に平飼い卵のマヨネーズを販売開始しました。アニマルウェルフェアを軽視せず着実に歩みを進める姿勢が高く評価されました。
白老たまごの里 - 株式会社マザーズは、飼育するすべての鶏を平飼い飼育に切り替えることを決定しました。2024年、約4万羽の鶏がケージから解放されます。鶏と人間との関係を見直し、いち早くすべての鶏舎の切り替えることを決意したことが評価されました。
マルハニチロ株式会社は、飼育密度を10%低下させる取り組みを行い、今後の水畜産のアニマルウェルフェアの取り組みに対するイニシアチブを取りました。またすでに行っていた取り組みを含めて情報を公開し、社会的な企業価値を高めたことが評価されました。
*今回肉用鶏、豚、牛に関する受賞はありませんでした。
詳しくは、アニマルライツセンターHPをご覧ください。