台北マリオットホテルは4月23日、EAST Certified認証を受けたケージフリー卵と牛乳のみを使用する台湾初のホテルになることを発表しました。

台北マリオットホテルは4月23日、EAST Certified認証を受けたケージフリー卵と牛乳のみを使用する台湾初のホテルになることを発表しました。

国際的な5つ星ホテルである台北マリオットには6つのレストラン、複数の宴会場、従業員用レストランがあり、年間60万個以上の卵と5万リットルの牛乳を調達しています。今回の変更には全卵と液卵の両方が含まれ、調達の移行は4月末までに完了する予定です。

同ホテルは、昨年9月のEASTとのミーティング後に調達移行を開始し、以来EASTは台北マリオットホテルと協力し、ガイダンスを提供し、サプライヤーを特定し、認証について助言してきました。

EASTの副最高経営責任者であるYu-Min Chen氏は、台北マリオットホテルが台湾のホスピタリティ部門におけるアニマルウェルフェアの道を開いたことについて、次のように称賛しました。

「アニマルウェルフェアは倫理的な要請であると同時に、食品安全の重要な要素でもあります。台北マリオットホテルの決断は、採卵鶏と乳牛の生活をより良いものに変えるものであり、他のホテルが追随するきっかけとなるでしょう。」

台北マリオットホテルの調達移行は、2025年までにケージフリーの卵を100%使用するというマリオット・インターナショナルの世界的な公約を反映したものです。このコミットメントは、マリオット・インターナショナルのサステナビリティと社会的影響に関するプラットフォーム「サーブ360」の一環です。台北マリオットホテルは、このコミットメントを早期に達成し、アニマルウェルフェア認証ミルクにも目を向けることで、同ブランドグループの模範となることを目指します。

「国際的なホテルとして、台北マリオットホテルはお客様に世界クラスの安全なダイニング体験を提供する責任を深く自覚しています」と台北マリオットホテルのマネージング・ディレクター であるMark Liu氏は表明しました。

調達コストが30%以上増加したにもかかわらず、アニマルウェルフェア認定食材に移行したことは、台北マリオットホテルがアニマルウェルフェア、持続可能性、そして比類ないゲスト体験を提供することに全力を注いでいることを示しています。

「台北マリオットホテルは、より多くの企業が倫理的な調達を実践し、環境と社会に対する責任を果たすきっかけとなるよう、業界の新たな基準を設定したいと考えています」と Liu氏は付け加えました。

今回の調達移行達成を記念して、台北マリオットホテルはケージフリーの卵を使った母の日ケーキのコレクションを発表しました。