2024年11月30日に、AWCPJはThink about Animal Welfare of Farm animals (TAF) 代表 高野雅代表と共にIchigo Bloomの支援を受け、生物多様性危機の原因と影響を理解するための革新的なワークショップ「生物多様性コラージュ」を開催し参加しました。
この生物多様性コラージュとは、IPBESレポートに基づく39枚の科学的根拠のあるカードを使用し、生物多様性の損失の原因と影響をカードを並べ、ストーリーを作りながら探っていくフランス発のインターラクティブなワークショップです。この日のワークショップの進行は サステナビリティワークショップファシリテーターの篠原 みなみさん。 世界的な広がりを見せるこの活動には、すでに5万人が参加しています。
地球上の生命の複雑な織物を探索し、カードを使って、生息地の喪失、汚染、気候変動など、生物多様性が直面する脅威を理解します。種の相互連関性と、健全な生態系を維持する上での各種の重要な役割を明らかにします。今回の参加は多様なバックグランドで仕事される10名が集まり、2つチームに分かれてワークショップを実施。チームメートが協力し、持続可能な実践と生物多様性へのポジティブな影響をもたらす解決策を見出していきました。
AWCPも初めて参加をさせていただき、皆さんと共に畜産の在り方と生物多様性、温暖化の強いつながりを改めて理解する機会となりました。また普段生物多様性について考えている方でも、アニマルウェルフェアについてはよく知らな方という方もいらして、効果的な周知の機会ともなりましたし、また自分達の活動にも参考になる、現代の工場式畜産と生物多様性の課題がたくさんありました。
ワークショップを終える頃には、人間行動が及ぼす自然への影響を理解することができました。それぞれ異業種の方が自分の立場から生物多様性とアニマルウェルフェアを考える機会となり、最終的には自分の課題として受け止めることができる内容です。このワークショップは企業のサステナビリティ部署の方が主催し、部署横断で考えるには最適のアクティビティだと思いました。