ケージフリー鶏卵は、アニマルウェルフェアへの関心の高まりに加え、企業の調達方針やサステナビリティへの取組が進むなかで、食品業界における重要なテーマとなっています。一方で、日本の小売市場では、ケージフリー鶏卵がどの地域で、どのように販売され、どの程度広がっているのかを、継続的なデータから把握する機会は限られてきました。

本ウェビナーでは、麻布大学・動物資源経済学の大木茂教授をお迎えし、最新のご研究成果「全国と首都圏のケージフリー鶏卵販売動向 ~2024.8~2025.7:2つのPOS分析から~」についてご報告いただきます。

データに基づく最新の知見を通じて、ケージフリー鶏卵市場の「今」と今後の展望を学べる貴重な機会です。特に、小売・食品・外食業界、鶏卵生産・流通に関わる皆さま、企業のサステナビリティや調達をご担当の皆さまにとって、ケージフリー鶏卵市場の「今」と今後の展望をデータに基づいて考える機会です。皆さまのご参加をお待ちしております。


■ 開催日時
開催日時:2026年9月4日(金)14:00~15:00(日本標準時)
参加費:無料
視聴方法:Zoom(オンライン配信)
ご登録の皆様には、後日録画を配信予定です。
▶️ お申し込みはこちら

講師
大木茂 教授(麻布大学 動物資源経済学研究室)

■ 対象
ご関心のある方どなたでもご参加いただけます
(企業様・生産者様をはじめ、アニマルウェルフェアやケージフリー卵市場にご関心のある方を広く歓迎いたします)

主催
一般社団法人アニマルウェルフェア・コーポレート・パートナーズ(AWCP)

プログラム構成
1. 日本のAW対応鶏卵の状況
2. POS分析:首都圏のケージフリー動向
3. POS分析:全国のケージフリー動向
4. POS分析:エンリッチドケージの動向
Q&A

概要
大木教授は、日経POSおよびKSP-SPという2種類の販売データを用いて、総合スーパー・食品スーパーにおけるケージフリー鶏卵の普及状況を定量的に分析されました。分析対象は2024年7月29日週から2025年7月28日週までの53週間。その結果、首都圏ではこの4年間でケージフリー鶏卵の売上高が約1.92倍に増加したことに加え、地域によって普及状況に顕著な差があることも明らかになりました。さらに興味深いのは、ケージフリー鶏卵の市場形成が単に「需要の有無」だけで決まるものではないという点です。「店頭での選択肢の有無」や「価格・表示・流通の整備」といった供給・流通側の条件が、普及に大きく影響していることも今回の分析から見えてきました。

こんな方におすすめです
・アニマルウェルフェアや食品業界の動向に関心のある方
・小売・流通業界に携わる方
・畜産・食品分野の研究者や学生の方
・サステナブルな食品市場の展開に関心のある方

■ 講師プロフィール
大木 茂(おおき しげる)教授
麻布大学 動物応用科学科 動物資源経済学研究室

東京農工大学大学院博士課程修了、博士(農学)、畜産経済学専攻。主として農畜産物流通の研究を通じて、生鮮食品のフードシステムと消費者の主体形成について研究。食と農の距離が物理的・精神的に乖離することが社会のあり方に問題を引き起こしているのではないかという問題意識のもと、研究を進めている。近年は欧米で法規制が始まり、アジアでも進展のあるアニマルウェルフェアについて、特に採卵鶏のアニマルウェルフェアと経済性の研究に取り組む。オーガニックと並び、消費者が生産に関心を持つきっかけを提供し、ひいては変化を引き起こすという視点から、精力的に研究を進めている。

■ お申込み方法
下記Peatixのページよりお申込みください。
https://awcp-cagefree-pos2026.peatix.com/view